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非認知能力を育てるために、家庭でできる取り組みとは?

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 数値化できない!でも人生の土台となる大切な非認知能力。それではどうやって能力開発をしていけばよいのでしょうか?
ヒントになりそうなことをまとめてみます。



1.子どもをまるごと受け止める
  ⇒自己肯定感(今の自分で大丈夫なんだ!)を育てる。


 親子のスキンシップやコミュニケーションを通して、子どもは「自分は自分のままでここにいてもいいのだ」と自己肯定感を高めます。
 何があろうと、絶対に手を差し伸べてくれる、味方になってくれる人がいるという安心感が心を安定させ、自分のことを大切に思います。また、いろいろなことに好奇心を持ち、「自分ならできる」とポジティブな感情でチャレンジするようになっていきます。
「自分そのものを認めてもらっている」という自己肯定感は非認知能力の土台となります。

2.色々な遊びやお手伝いを日常的に行う
  ⇒自分が誰かの役に立ち喜ばれる存在であることを学ぶ。


 家の中でのひとり遊びや兄弟との遊び、ごっこ遊び、体を使う外遊び、身近なものを使っての工作遊び、などさまざまな遊びをとことんさせてあげましょう。何をして遊ぶのか、自分で決めさせてあげましょう。

 主体的に遊ぶ子は、何をするにも自ら積極的に動こうという意欲を持ちますし、遊びの中で工夫する力も身につけていきます。
 お友だちと一緒に遊ぶことは、人と協力して何かを行う楽しさを知る絶好の機会。人との関わりにはルールがあることや時には我慢を求められること、自分の意見を主張しなくては伝わらないのだ、という発見もあるでしょう。人を思いやる気持ちも育みますし、自分の思い通りに遊べない時があっても、気持ちを切り替えていくようになります。

 いっぱい遊んだ子どもの方が、学校の勉強に高い意欲で取り組む傾向にあるとも言われています。

 お手伝いをしてもらうのもおすすめです。お皿を並べたり、洗濯ものを畳んだり、年齢に応じてできることをしてもらいましょう。「手伝ってくれてありがとう、うれしいよ」と感謝の言葉をかけられることで、子どもは自分の行動が人の役に立つことを理解します。
 日々の暮らしの中で行う遊びやお手伝いから得る、さまざまな経験や感情が、非認知能力を養うことでしょう。

3.子どもの好きなことをさせる
  ⇒好奇心をエネルギー源にして探求心が育つ。


 もし、子どもが好きなことを見つけて、「やってみたい」と意欲を見せたら、その思いを受けとめるのが親の役目。チャレンジする子どもを応援してあげましょう。

 ひとつの好きなことから興味が枝葉的に広がっていくことも子どもにはよくあること。 電車好きの子どもが、車両の名前や路線の名前、駅の名前を覚え、日本地図に興味を持つようになった、などが良い例です。「親が教えなくても、いつの間にか、勝手に地図を見るようになっていました」ということはよくある話です。知的好奇心が刺激され、自分でどんどん知識を深めるようになるのです。

 子ども時代にやりたかったけどできなかったことを子どもに託したり、「子どもが苦労しないように、子どものためを思って」と先回りしていろいろ与えたりするのは、子育て中の人なら思い当たるふしがあるのではないでしょうか。 でも、それは親自身の気持ちであり、子どもが望んでいることではないはずです。子どもはやりたいと思っていないことや興味のないこともありますから、無理やりさせるのは避けましょう。

 子ども本人が押し付けられていると感じる状態が続くと、「自分がやりたいと言っても、親は聞いてくれない」とやる気の芽をつんでしまいます。好きなことを見つけても否定されるだけだと思い、何に対しても意欲を持たずにあきらめてしまうでしょう。

 子どもが好きなことを見つけたら、まず否定しないでください。「好きなことをやる自分を応援してくれる」と感じた子どもは、自己肯定感を高め、非認知能力も自分のものにするでしょう。

 あなたのお子さんには夢中になれるものがありますか・・・?
夢中になる体験が子どもの非認知能力を育てます。

 まずは多彩な体験をさせてあげてください。その中からきっと子どもの人生の土台となる「夢中になれること」が見つかるはずです。



 
2021年06月21日 17:30

非認知能力とは? 幼少期の教育が40歳で有意な差を生む

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 今、一部の教育関係者、心理学者たちが「非認知能力」の重要性を訴えています。日本ではまだあまりなじみのない言葉ですが、非認知能力(英語ではnon-cognitive skills)とは、IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指標などで明確に認知できるものではないけど、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力のことを指しています。
一口に定義できるものではないのですが、たとえば、やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律性、自己肯定感、他者へ配慮、コミュニケーション能力、論理的な思考力などが該当します。
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具体的にいくつか例を挙げてみましょう。

非認知能力の例その1:意欲・意志力がある、何かに夢中になる力

 意欲や意志を持った子どもは、自分がやると決めたら、大人が思った以上に考えを巡らせますし、何かを想像したり、創り出したりすることもあります。できなかったことをできるようにするにはどうすればいいのか考えていろいろ試してみることもあるでしょう。うまくできないときは、「なぜかな?」「どうしたらいいのかな?」と子どもなりに考えて解決する場合も。失敗しても何度も挑戦する気持ちを持っています。
また、好きなものに熱中すると、まわりの人が声をかけても気が付かないほどの集中力を発揮するとも言われています。
 
非認知能力の例その2:自分のことを好きだと思える力

 特に幼児期の子どもは、いちばん身近な存在である親から愛されることがなによりも大事。自分のすべてを受け止めてもらえると心の安定感を得て、自分に自信を持ちます。親をはじめとするまわりの人に大切にされたら、子どもも親やまわりの人たちを大切にし、思いやる心が芽生えます。「成功しても失敗しても、家族が自分を好きなことには変わりない」という気持ちがあるので、臆せずやりたいことに積極的にチャレンジするでしょう。

 一方、自己肯定感が低いと、「やりたい」と思う意欲を持ちにくいようです。やりたいことが見つかっても「自分にはできるわけがない」と気持ちに蓋をしてしまう場合も。「家族は自分を好きだ」という自己肯定感が、何かをしようと思う気持ちの土台にあるのです。
 
非認知能力の例その3:自分の気持ちを前向きにコントロールする力
 
 自分の気持ちをコントロールするというのは、感情を押し殺して我慢をするということではありません。自分の思い通りにならないから、と怒ったり、泣いたり、相手のことを傷つけたり、何かをやってもうまくいかないからと途中で投げ出したりするのは、感情のおもむくまま行動しているということです。コントロールとは程遠い状態です。

 「嫌だな」と思う自分の心に正面から向き合って、どうすればいいかを自分で考えて行動していくのが自分の気持ちをコントロールするということ。その力があれば、困難があっても、気持ちを切り替えて、対処して、乗り越えることができるようになるでしょう。
 
非認知能力の例その4:他者とコミュニケーションできる力

 小学校、中学校や高校、大学、さらに社会に出ても、私たちはさまざまな人と出会います。一緒に何かを作ったり、助け合ったりする機会もたくさんあります。そのような場面では、相手の気持ちも思いやりながら、行動することが求められます。また自分の意見を伝えることやリーダーシップを求められる場合もあるでしょう。
 人とコミュニケーションできる力は、幼児期はもちろん、大人になってからも必要な力です。
 
幼児教育で著名な東京大学名誉教授の汐見稔幸氏は、非認知能力を魚捕りで例え、

① 罠をひたすら作り続ける集中力、
② 罠を改善したり罠を仕掛けたりするポイントを考える直感力、
③ 魚が取れなくてもあきらめない忍耐力、
④ 失敗してもまあいいかと思える楽天性、
⑤ 友達と協力する力、
⑥ 間違ったことをしたら素直に謝ることができる正直さ、


これらが非認知能力であると述べています。
 
 どうやら学校の授業ではなく、自然とのふれあいや家族とのかかわり、集団生活の中で身に着けていく能力のようですね。では、この非認知能力が子どもの人生をどのように豊かにするのでしょうか。

 これについては、子ども達を2つのグループに分け、長年追跡調査をした社会的実験のデータが残っています。
「ペリー就学前教育プログラム(ペリー・プレスクール・プロジェクト)」と呼ばれている調査で、これは何年もかけて行われた社会的調査で、非認知能力という概念が見出されるきっかけとなったものです。

 ペリー就学前教育プログラムは、経済的余裕がなく幼児教育を受けさせられない貧困世帯の3~4歳の子ども123人を対象に、その約半分に、週3回、午前中に毎日2.5時間、教室で授業を受けさせ、週に1度教師が家庭訪問し90分間の指導を行いました。授業を担当する先生は修士号を持つ専門家に限定し、読み書きや音楽などを教えました。これを2年間続けました。
そして、就学前教育プログラムに通った子どもと通わなかった子どもで、その後の彼らの生活や人生にどんな違いが生じるかを、実に約40年にわたり追跡調査しました。

 すると、就学前教育プログラムの教育を受けた子どもと受けなかった子どもで、犯罪率、学校中退、留年率、雇用、麻薬使用、大学入学、就職に優位な差が認められました。
つまり、就学前(乳幼児や保育園、幼稚園の時期)に教育を受けることで、その子が大人になってからの、雇用形態や所得、学歴、仕事ぶりや社会的能力に優位な差が生まれることが分かりました(Heckman and Scheinkman, 1987、Heckman and Masterov, 2007など)。

以下がそのデータの一部です。
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 これは40歳の時点で両者のグループを比較した結果です。幼児期に教育を受けた場合、大人になってから、月給や持ち家率に有意な違いがあることが分かります。
 では、非認知能力はどのようにすれば、身に付けることができるか。親なら気になるところです。

 日本ではまだそれほど非認知能力という概念は浸透していません。教育関係者でも非認知能力について詳しく知る人は少ないのが現状です。
非認知能力は、学校の試験の点数や運動能力といった目に見える結果、数値化できるものではなく、正解がなく、数値化もできません。
しかし、人生のどの時期にも必要な力で、人生をより豊かにするものと言えるでしょう。

 幼児期から非認知能力を育むには、子どもの気持ちや主体性を大事にし、自己肯定感が高まるようにしましょう。こうしてさまざまな体験からも子どもは、非認知能力<前向きに取り組む力><あきらめずに挑戦する力><他者とコミュニケーションする力>を自然に養います。 
では家庭でできる非認知能力を育てる方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
 
【以下次号】

 
2021年06月16日 16:48

指導法と教材、子どもの成績アップに有効なのはどっち?

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 私が教師になったころ(まだ昭和でした)は「教師の力量は指導法で決まる!」と言う考え方が一般的で、研修といえば「教科書や副教材をどう指導するか」「どんな発問で子どもの考えを引き出すか」など教師の指導力を高めることが何より大切で、子どもの成績が伸びるかどうかは、教師の腕(指導法)次第、という考え方が支配的だったように思います。研究授業の指導案作成の際もフォーマットは決まっていて左側が「教師の活動」真ん中が「生徒の活動」右側が「指導上の留意点」でまず「教師の活動ありき」でした。
  時間 教師の活動 生徒の活動 指導上の留意点
導入 5~10分      
展開 30~40分      
まとめ 5~10分      
  確かに指導法については多くの先行研究があり、様々な「授業名人」の模範授業などを見学したりして、何とか自分の授業にも取り入れようとしたりしました。
 しかし、1クラス40人の一斉授業という枠組みの中で、私は次第にこのやり方には限界があるのではないかと感じ始めていました(30代後半のころでした)つまり、40人の生徒に対し同じ発問をしても、ある生徒にとっては「刺さる」言葉であっても隣の生徒にとっては「何それ」であることが当然のように起こっているわけです。となると必然的に教材や発問も一人ひとりに合ったものに変えていかなければならないのではないか?そんな疑問が膨らんできて結構悩みました。

 その答えを探すため、42歳の時一年間現場を離れて大学院に進学し、理科教育の研究室で一年間教材開発に没頭しました。その経験を通して実感したのは、「いい教材」=「子どもが自分なりに解釈して取り組める教材」があれば、授業者の指導技術に関係なく子どもが勝手に理解を深めていける。つまり「指導技術」より「教材の力」が勝るということでした。

 それに指導技術はその教師一人が獲得したものなのでその教師にしかできない技ですが、優れた教材さえあれば、誰が指導しても高い成果が得られるのです。そういう意味で、若い先生方には、指導技術を磨く時間があればその時間を教材研究・教材開発に回しなさい!と言い続けてきました。もちろん40代以降、私も随分オリジナル教材を開発してきました。(全部後輩たちに譲りました)

 そして令和を迎え、教育現場は今パラダイムシフトを迎えています。「アクティブラーニング」の登場です。授業は生徒主体、生徒の活動が中心、教師の活動は最小限にとどめる、といった授業スタイルが今矢継ぎ早に教師たちに求められているのです。旧態依然の講義形式の授業しかできない教師たちは次第に淘汰されていくことでしょう。この変革に対応して生き残れるか。実は教師たちも今大きな試練に直面し、試されているのです。

 私が個別指導塾を開こうと考えたのも、まさにこの「子どもが主体の学び」を実現させたいからです。ですから「授業」は行いません。その代わり子どもの学びに寄り添い、徹底的に支援いたします。私の活動は最小限にして、子どもが夢中になる時間を最大限にします。

 全教科平均にできる生徒を育てても、これからの時代AIには太刀打ちできません。むしろ好きなことをとことん深堀りする体験が必要です。この領域ではだれにも負けない!という尖がった人材が生き残れる時代がもうすぐそこまで迫っていると感じています。
2021年06月07日 19:28

小4の壁を乗り越えるためのコツと対策について

小4の壁
 現在、出産後も仕事を続ける母親が増えてきています。もちろん子育てや女性の就労は社会全体で支援しなければいけないことなのですが、働くお母さんにとって、現状いくつもの試練があることも否定できません。
 まず父親の育児休業の取得に対し、会社の理解が得られないという話もよく聞きます。どうしても母親だけが育児休業を取得するケースが多いのではないでしょうか。また職場復帰しようとしても、保育園の待機児童はまだ完全には解消されていません。保育園の審査に落ちたという話もよく耳にします。
  
 やっと保育園が見つかった!と喜び、職場に復帰すれば今度は保育園から頻繁な呼び出しの電話がかかってきます。その都度休暇をやりくりして、何とか対応していかなければなりません。そしてやっと小学校に入学したと思ったら、規律ある集団生活に適応できない「小1の壁」やPTA活動などが待ち受けています。そして最後に学童が終わってしまう「小4の壁」を乗り越えなければなりません。
 
 一般に「小4の壁」とは共働きのご家庭がお子さんを学童保育に預けられなくなる「壁」を指しています。23区では6年生まで預けられる自治体もありますが、多摩地区では学童保育が3年生までで打ち切りになるケースがほとんどです。行政も何とか6年生まで延長したいという思いはあるようですが、施設、人材、予算などの制約で実現は難しいようです。では4年生になって放課後の居場所を失ったお子さんに、どう対応していけばよいのでしょうか?
 
 まず思いつくのが「一人留守番」です。昔から「かぎっ子」と呼ばれて家のカギを首にぶら下げている子どもはいましたが、昭和の時代はまだ地域コミュニティーが機能していたので、お友達の家をお互いに渡り歩いて過ごしたり、子どもたちが学校に集まって陽が落ちるまで遊ぶことで、何とか放課後の時間を過ごしていました。それでも「家でひとりで危ないことをしないか」「家に鍵をかけずに遊びに出てしまうことはないか」「空き巣や強盗が狙っていないか」など心配は尽きません。
 もしお子さんに留守番をさせる時は、必ずルールを決めましょう。例えば、
 ・家に帰ったら必ずカギを掛ける
 ・ピンポンには出ない
 ・友達に誘われても遊びにいかない
などです。なかなかすぐにはマスターできないかもしれませんが、3年生のうちからあらかじめ何回か練習をさせておくとよいでしょう。それでも心配な場合はキッズ携帯などを持たせて、いざ何か困りごとが起こったときは保護者に連絡ができるにしておきましょう。GPS機能付きであればお子さんの居場所も確認できますし、お子さんも「もし何かあっても助けを呼べる」と安心できるでしょう。
 
 でも一人留守番の場合は次の心配が発生します。何かというと留守番中の過ごし方です。おそらくほぼ100%「動画見ていた」「テレビ見ていた」「漫画読んでいた」となります。生まれた時からスマホやタブレットがある世代なので、これはもう避けては通れません。先日面接した4年生のお子さんも、「家で100%アニメチャンネル見ている」と保護者の方が心配されていました。もし可能なら、この時間帯に何とか「活字文化」に親しませたいところですが、それには大人の支援が必要です。
 
 そうなると次の選択肢が「塾や習い事」となります。習い事については、お子さん一人ひとりの興味関心が違うので「うまく見つかれば」ということでしょう。体を動かしたい子どもはスイミングやサッカーやバスケや体操を選ぶでしょうし、運動に興味が持てない子どもは「そろばん」や「学習塾」を選ぶかもしれません。親子でよく相談し、子どもの適性に合った居場所をアレンジしてあげる必要があります。
 中学生になれば部活も始まりますし、子ども一人でできる範囲も広がるので、保護者の心配も杞憂になっていきますが、4年生~6年生の放課後の過ごし方が難しいところです。
 
 個別指導塾けやきでは、そんな4年生~6年生のお子様を平日夜7時までお預かりいたします。その時間帯に「読書」「プログラミング」「漢字ステージ」や「算数パズル」などの一人ひとりのお子様の興味関心に合った知育教材をアレンジして取り組んでいただきます。「好きなこと・やりたいことにのめりこむ」時間を確保してあげることで、中学校入学前に基礎学力を向上させることを活動の狙いとしています。まずは一度お試しで体験されてみてはいかがでしょうか。無料体験は随時実施しています。現在毎週日曜日10時から説明会を開催中です。このホームページから簡単に申し込みもできますので、お気軽にお問い合わせください。
2021年05月31日 17:33

先進国の子どもの幸福度ランキングから見える子どもの実態

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 2020年9月、ユニセフが「先進国の子どもの幸福度ランキング」を発表し、日本の子どもに関する結果も発表されました。その結果から、今の日本の子どもたちが置かれている現状が見えてきます。今回はこのレポートの結果について考えてみたいと思います。
 
「よい子ども時代」を評価する指標とは何でしょうか。今回のレポートでは、それを「精神的幸福度」「身体的健康」「スキル」の3つの視点から考え、それぞれ2つずつの指標で分析しています。まず「精神的幸福度」については、ポジティブな面の指標として、生活満足度、ネガティブな指標として自殺率を採用しています。「身体的健康」では、子どもの死亡率、そして、先進国における栄養不良を表す肥満率に注目しています。「スキル」については、子どもたちが高い学力をもつだけでは不十分と考え、学力と社会的スキルを同じ比重で分析しています。

まず総論として、上記3つの側面における日本の分野別順位は、以下の通りです。

子どもの幸福度の結果:<総合順位:20位>

日本の分野別順位
分野 指標
精神的幸福度(37位) 生活満足度が高い15歳の割合 
15~19歳の自殺率
身体的健康(1位) 5~14歳の死亡率
5~19歳の過体重/肥満の割合
スキル(27位) 数学・読解力で基礎的習熟度に達している15歳の割合
社会的スキルを身につけている15歳の割合 

日本は子どもの幸福度(結果)の総合順位で20位でした(38カ国中)。しかし分野ごとの内訳をみると、両極端な結果が混在する「パラドックス」ともいえる結果です。身体的健康は1位でありながら、精神的幸福度は37位という最下位に近い結果となりました。また、スキルは27位でしたが、その内訳をみると、2つの指標の順位は両極端です。
 
精神的幸福度
日本は、生活に満足していると答えた子どもの割合が最も低い国の一つでした。生活全般への満足度を0から10までの数字で表す設問で、6以上と答えた子どもは、日本では62%のみでした。6以上ですから、それほど高いレベルではないはずなのですが、62%だったのです。自殺率も平均より高く、その結果、精神的幸福度の低いランキングとなりました。
生活満足度
自殺率


身体的健康
日本の子どもの死亡率はとても低く、これは、効率的な医療・保健制度を有していること、また、5~14歳の子どもの主要な死因が事故であることを考えると、日本が安全面でもすぐれていて事故から子どもを守れていることも示しているでしょう。過体重・肥満については、多くの国でその割合が急増していますが、日本は2位に大きく差をつける1位で、これは食習慣やライフスタイルなどによるものでしょう。



子どもの死亡率
過体重
スキル
学力の指標である、数学・読解力で基礎的習熟度に達している子どもの割合では、日本はトップ5に入ります。一方で、社会的スキルをみると、ここにも両極端な傾向を示す日本のパラドックスが見てとれます。「すぐに友達ができる」と答えた子どもの割合は、日本はチリに次いで2番目に低く、30%以上の子どもが、そうは思っていないという結果だったのです。数学・読解力
社会的スキル

 これらの結果を見ると、いまの日本の子どもたちは、身体的健康は大変良好なのですが、生活満足度が低いため、精神的幸福度は最低レベルであることがわかります。また、学力は高いのですが、社会的スキル(人間関係を築く力)が極端に低いという大変アンバランスな状況に置かれている子どもが多いという点に注目すべきだと思います。
 これらの指標以外にも、多くのデータが発表されていますので、興味がある方はレポートをダウンロードしてご覧いただくとよいと思います。
https://www.unicef.or.jp/report/20200902.html#annagromada
 
2021年05月24日 08:21

「面白くのめりこむ」ことで子どもは伸びていきます。

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 遊びを失った現代の子どもたちは、代替行動のようにスポーツクラブでトレーニングをするようになりました。サッカー、野球、体操、バスケットなど、子どものためのクラブは全国的に高い人気を誇っています。
 ただスポーツクラブでの活動で私が少し心配しているのは、勝敗にこだわる“競技主義”での指導になっていないか・・・?ということです。現在、日本の子どもを取り巻くスポーツ環境は多くの場合が競技化しており、勝つことを目指す指導をし、それに即したトレーニングが行われています。

 スポーツをする上で「勝敗」は切り離せないものかもしれません。もしプロスポーツ選手を目指しているのなら、それも必要なのかもしれませんが、一般の小学生のスポーツはチャンピオンシップにはこだわらない方がよいと考えます。
 スポーツにはそれを通して学ぶことが多面的にあり、子どもがスポーツに取り組む目的はそれらを均等に吸収することにあるからです。たとえばコミュニケーション能力や物事を工夫する力、集中力、自立心、他者への畏敬の念、自分に自信を持つこと・・・など、子どもにとってスポーツは、そうした人生にとって大切なものの学びの場でもあります。

 大人はともすると、運動能力の発達と知的な発育を切り分けて考えがちですが、これらは本来バラバラではありません。車の両輪のように同時に働き、そして磨かれていくものなのです。とくに幼児期から小学生くらいまでの子どもには、このような能力同士がかかわりながら発達する特性があります。そしてそれを伸ばす役目を担うことが、本当の意味での「スポーツ文化」だと思うのです。
 実は子ども同士の「遊び文化」の中にもこれとよく似た効果がありました。仲間とのかかわり、頭を使った工夫や向上、一つの経験が子どもの複数の能力に働きかけ、同時に伸ばしていく。それができるのが遊びでした。しかし今その「遊び文化」が急激に子どもたちから失われています。公園でせっかく集まっているのに、全員が各自のゲーム機を見つめている光景もよく目にします。貴重な学びの機会がゲーム機に奪われていると感じています。

 子どもにとって、体を動かすことは本来とても楽しいものです。運動を遊びの中で経験すると、子どもたちは面白くて夢中になり、「もっとうまくやろう」「もっとやってみたい」とのめりこんでいきます。
 勉強でも運動でも、この「面白くのめりこむ」というのが、非常に大切なプロセスなのです。子どもは、誰かに言われてやらされるのでも、アメやムチで動かされるのでもなく、自ら進んで体を動かす喜びを学んでいく。「できるようになるのが面白い」から繰り返して取り組み、結果的に運動量が増える。それは内発的動機づけ、つまり「やる気」の表れです。そして「くり返して取り組むうちにできるようになった」という工夫や達成感を学習していきます。ただ「勝つこと」だけに気持ちが向いた“競技主義”のもとでの指導では、そうした大切な経験の可能性が閉ざされてしまうように感じます。そこには「将来、この子がスポーツとどうかかわっていくか」という視点が欠けているのではないでしょうか。

 昭和に育った私たち世代は、三角ベースやゴム跳び、壁打ちテニスなど、日本のいたる所でワクワクするような「スポーツもどき」に夢中でした。子どもたちはこぞって目を輝かせ、工夫を凝らして技を磨き、大笑いをしたり真剣なまなざしをしながら、それらの遊びに熱中したものです。
 私はこうしたスポーツとのかかわり方が、小学生くらいまでの子どもには最も重要だと思います。勝敗も大切なスポーツの要素かもしれませんが、それは中学生以降の発達段階の中で取り組むべきでしょう。
「体を動かすのってこんなに楽しい」と心の底から思えるようなスポーツのあり方が、子どもにとって最も大切だということを、私たち子どもにかかわる大人は忘れずにいたいですね。

 
2021年05月19日 16:47

運動会の季節に考える・・・子どもの体力のこと

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「最近の子どもは体力がない」「家でゲームばかりして元気がない」そんなことを言われてもう久しく経ちました。「子どもの体力が低下している」と指摘され始めたのは1985年ごろ。もう35年以上も前のことです。そしてそれ以来、状況は深刻化の一途をたどっています。文部科学省が小中学生を対象に行う体力テストの結果でも、85年から数値は下がり続け、現在は下げ止まり。これは小中学生に限った傾向ではなく、6歳以下の未就学児にも共通しているという調査もあります。戦時下の食糧難時代ならともかく、なぜ豊かな現代に育つ子どもたちの体力が、こうも低下しているのでしょうか。そこには、基本的な動作の未習得と、運動量の減少という理由があります。

「遊び」の喪失が運動能力を退化させた

 最近、小さな段差につまづいただけで転んだり、骨折などの大けがをする子が非常に多くなったことにお気づきでしょうか。また、まっすぐ走る、まっすぐ前転をするなどの単純な運動ができず、ラインやマットからはみ出してしまう子も大勢います。さらに手足で鉄棒にぶら下がる「ブタの丸焼き」ができない、縄跳びの前跳びができないという小学生もたくさんいます。

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 これらは以前なら遊びの一環として「普通にできていた動作」ですが、それができない子が増えている。子どもの運動能力がこの20年ほどで急激に落ちているのです。こうした子どもたちの運動能力の低下はデータにもはっきりと表れているのです。

 遊びの一環として行っていた動作ができなくなった背景には、遊び自体が大きく変化したことがあります。今の子の遊びといえば、まずゲーム。体を動かさないゲーム一辺倒で、昭和に育った私たち世代が当たり前のように熱中した、三角ベースやゴム跳び、メンコ、缶蹴りや縄跳びのような遊びの体験は激減しました。

 こうした遊びの変化が、子どものころに自然に身についたはずの「多様な動作」の喪失を生んでいます。
走る、ジャンプする、投げる、蹴る、ケンケン、回るなど、さまざまな基本的な動作ができない子が激増したのです。
 そして、この現象と二人三脚でやってくるのが「体力の低下」です。屋外で体を使って遊ばず、インドアでじっとしていることが多くなれば、当然、体力もつきません。
 子どもの歩行量の調査では、1970から80年代の子どもが1日あたり平均2万から2万7000歩も歩いていたのに対し、今の子どもは8000から1万3000歩と半減していることがわかっています。
 さらに、体を動かさなくなると自律神経系が正常に機能しにくくなるため免疫力が弱くなり、感染症などに罹りやすいなど、虚弱になりがちです。

サッカーは得意なのにキャッチボールができない!?
 
 こうした子どもの変化に危機感を抱き、「子どもに適切な運動をさせよう」とする傾向も高まってきました。体操教室やスポーツクラブが盛んになっただけでなく、運動指導をカリキュラムに入れる幼稚園なども増えています。
 けれど、これらの動きに私は疑問を感じてしまいます。確かに、体を動かす時間が増えるというメリットはありますが、はたしてこれで本当に、生きていくために必要な多様な動作が身につくのでしょうか。
 最近よく、「サッカーは得意なのにキャッチボールができない」「野球クラブでは選手だけど、水泳の授業は苦手」などという子の話を聞きます。これは、幼児期に一つのスポーツだけを集中してやったことの弊害なのかもしれません。決まったパターンの動作は磨かれていきますが、身体能力の基本を培うさまざまな動作を網羅して身につけることができていないのです。「サッカー教室に通っているけれど、それ以外の時間は塾とゲーム」では、いろいろな動きを経験できず、バランスよく運動能力を養うことができません。
ではどうすればバランスよく運動能力を養うことができるのでしょうか?
【以下次号】
2021年05月12日 16:37

国(文科省)は子どもを取り巻く環境をどうとらえているのか

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文科省は、「子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について(中間報告)」で以下のように述べています。

1.子どもの育ちの現状 
 ・基本的な生活習慣や態度が身についていない
 ・他者とのかかわりが苦手,自制心や耐性,規範意識が十分に育っていない
 ・運動能力が低下しているなどの課題が指摘されている。
 
 また,小学校1年生などのクラスにおいて
 ・学習に集中できない
 ・教員の話が聞けずに授業が成立しないなど学級がうまく機能しない状況が見られる。

 加えて,近年の子どもたちは,多くの情報に囲まれた環境にいるため
 ・世の中についての知識は増えているものの,その知識は断片的で受け身的なものが多く、学びに対する意欲や関心が低いとの指摘がある。
 
2.子どもの育ちの変化の社会的背景(略)
3.子どもの育ちを巡る環境の変化 -地域社会の教育力の低下-(略)
4.親の子育て環境などの変化 -家庭の教育力の低下-(略) 

とあらゆる教育力が低下していると結論付けているのです。

詳しく知りたい方は、リンクを張りますので原文に直接あたってみてください。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395404.htm
 
いつも思うのですが、官僚の作文は紋切り型で、自分事ではなく遠くから他人事を論じているようで好きになれません。「じゃあ国や文科省はどんな施策を実行してくれるんですか」と突っ込みを入れたくなるのは、私だけではないと思います。

「文科省は子どもを取り巻く諸課題に対して、以下の方法でこれを改善させます」といった政策のパッケージが出てこないのです。

政策を実現させるためには「ヒト、モノ、カネ」が必要です。しかし現実には、教育予算は先進国で最低レベルですし、教員も希望者が激減していて定数の確保すら危ういのが現状です。
 
でも、子どもたちの成長は待ったなしです。今やるべきことをやらなかったら、取り返しはつかないのです。
国の実行力に期待できない以上、私たち子どもにかかわる大人が「自分事」として子どもたちの教育に対する支援を考えていかなければならないのだと思います。
 
教育の主体者は「保護者」です。学校や教師は、支援は行いますが、最後まで子どもの成長にかかわることができるのは保護者しかいません。
コロナが終息しない現状で、大人もいろいろと追い詰められていますが、子ども達も強い閉塞感(息が詰まる感覚)を感じて生活しています。

緊急事態宣言が延長されたことで、運動会や体育祭が中止や延期、あるいは無観客実施になったり、修学旅行や校外学習がやはり延期や中止になったりしているという声を、色々耳にします。

学校の教育現場も苦しんでいます。どうかそんな苦しい現場の実態も理解したうえで、できるだけ子どもがストレスなく生活できるよう、保護者の皆さまに力を貸していただければありがたいと思います。

私も子どもの成長のために、これからも微力を尽くしていきたいと思います。
 
2021年05月10日 18:27

3度目の緊急事態宣言が発出されます。

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 3度目の緊急事態宣言が発出されます。今日(4月23日)の報道では、4月26日から5月9日までの3週間になりそうです。
 日々報道される感染者数の増加が止まらない状況で、やむを得ないのでしょうが、子どもたちに与える影響が最小限になるよう、配慮してほしいと願っています。
 今のところ文科省は昨年のような一斉休校は求めない、としていますが状況に応じて授業がリモートに変更になることはあるのかもしれません。
でも私たちが「市民レベルで取り組めること」は実は今までやってきたことと全く変わらないと考えます。すなわち「マスクを着用し」「3密を避け」「不要不急な外出をやめ」「手洗い・消毒を徹底する」しかないと思うのです。
 しかし学校はそもそも「密」な空間ではあるので、子どもたちはどうしても様々なストレスを受けてしまいます。まっすぐ前を向いて無言で食べる給食ってストレスですよね。顔を近づけて話をすることもできず、大声を出すことも禁じられ、友達とのコミュニケーションも取りにくい生活が続くのです。
 そんなストレスにさらされているからこそ、放課後や家に帰ってからの時間は、ぜひリラックスできる時間にしてあげたいと思います。
 幸いなことに、「けやき」では今まだ利用者が少ないため「密」にはなりえません。ほとんどマンツーマンで、私の助言を受けながら好きな課題に取り組むことができます。読書も自由にできます。子どもたちにとってつらい時期ではありますが、逆にこの放課後の時間を学びのチャンスととらえて、一人ひとりに合った課題に取り組ませたいと考えています。
 ご家庭でもぜひお子様とのコミュニケーションをしっかりと取っていただき、子どもたちのストレスレベルが下がるようにご支援いただけことを願っています。
 また学校の先生方も、普段の授業以外に様々なコロナ対応が重なって、負担が増加しています。ぜひ学校での教育活動に対するご支援もいただけるとありがたいです。
 地域・家庭・学校が同じ方向を向いて力を合わせてこの難局を何とかしのいで進んでいきたいと思います。
 
2021年04月23日 18:21

「子どもが自分で伸びる力」をサポートできる大人でありたい

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新学期が始まって2週間が経ちました。 
お子様は新しい学年・新しい学級で自分の居場所を見つけられたでしょうか?
 
 この2週間で、新しい先生方との関係、初めて一緒のクラスになった友達との関係、クラブや部活での先輩や後輩との関係など、様々な新しい出会いがあったと思います。

 何事もなくいいスタートを切れた子どもも大勢いると思いますが、中には新しい関係になじめずにストレスを抱えている子どももいると思います。
さりげなくお子さんを観察してあげて、もし何らかの不調のサインが出ていたら、早めに声をかけてあげてください。(食欲がない、表情が暗い、学校での出来事を話そうとしないなど・・・)
 
 学級って子どもにとっては社会の縮図みたいな存在で、その中の人間関係でいろいろ学んでいくことが多いのです。仲良しだと思ってなれなれしく話しかけたら、相手は結構いやがっていた・・・「あっこれは言ってはいけないことだったんだ」みたいに小さな失敗を繰り返しながら「相手との距離感」を学んでいきます。

 この「距離感の使い分け」はこれから大人になっていく際に絶対に身に着けておかなければならない資質の一つです。「相手の目を見て」なんでも話せる人もいれば、「できれば目を合わせないで」話した方がいい人もいます。丁寧な言葉遣いが必要な人もいれば、何も気にせずずけずけ言っても大丈夫な人もいます。すべて教室での試行錯誤の中から子どもたちは獲得していきます。
 
 ここで新しい人間関係が増えてきたはずなので、ぜひ子どもの会話から、「今どんな状況にあるのか」情報をキャッチするように心がけていきましょう。
でも一番大切なのは「家庭は絶対に安全な基地だ」というメッセージです。外で何があっても家に帰ってくればそこには安らぎと安心感が待っているということを感じられれば、子どもたちは少しぐらいのストレスでへこたれたりしません。むしろストレスをばねにして成長する力を持っています。家庭ではしっかりとリラックスして明日の活動のエネルギーをチャージさせてあげてください。
 
 子どもの生活リズムを整えるために家庭でしておきたいことは

 1.早寝早起きをする(小学生は6時半〜7時には起床し、21時までに就寝するのが理想)
 2.日光を浴びる
 3.朝食をしっかりとる
 4.家庭では、子どもの不安を取り除く声かけをする

 この時期の子どもたちに必要なのは、安心感を持たせてあげることです。
特に保護者の声かけは、子どものやる気やさまざまな能力を引き出すほど、大きな影響を及ぼします。
 
子どもに安心感を与える声かけのポイント

1.ポジティブな言葉を選ぶようにする。
2.「〜しなさい」はダメ、「〜してみたら!」と、語尾を命令口調から提案口調に変える。
3.「ありがとう」の気持ちをたくさん伝える。
4.「ぜんぜんダメ!」「バカじゃないの!」など、否定的な言葉を封印する。(人格を否定してはダメです)
5.できないことではなくできることに目を向け、1日に1回は必ず褒める。(これがエネルギーになります)

 また、会話をするときは手を止めて、目を見ながら笑顔で話すことが大切です。
子どもにとって安心感を与える声かけは、親にとっても不安や焦りをなくし、子育てを前向きに捉えられるようになるというメリットがあります。ぜひ、試してみてください。
 
 さらに、特に学年が上がるにつれ、やらされる勉強ではなく、自分でやりたい勉強に取り組ませることが大切になってきます。

1.方向性を示し(これをやったらこんないいことが待っているよ)
2.きっかけを与え(一緒にやってみようか!) 
3.軽く背中を押してあげる(意外に簡単にできるね。じゃ次は一人でやってみたら!)

 このような段階を踏みながら、で子どもは自分で自分を高みに持ち上げていくことができるようになります。
(学校の先生方も、毎日こんな声掛けをしているのです)
 
 5月の連休までは特に大切な時期ですので、しっかりと子どもを観察してあげてくださいね。
 
2021年04月20日 19:11

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