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3度目の緊急事態宣言が発出されます。

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 3度目の緊急事態宣言が発出されます。今日(4月23日)の報道では、4月26日から5月9日までの3週間になりそうです。
 日々報道される感染者数の増加が止まらない状況で、やむを得ないのでしょうが、子どもたちに与える影響が最小限になるよう、配慮してほしいと願っています。
 今のところ文科省は昨年のような一斉休校は求めない、としていますが状況に応じて授業がリモートに変更になることはあるのかもしれません。
でも私たちが「市民レベルで取り組めること」は実は今までやってきたことと全く変わらないと考えます。すなわち「マスクを着用し」「3密を避け」「不要不急な外出をやめ」「手洗い・消毒を徹底する」しかないと思うのです。
 しかし学校はそもそも「密」な空間ではあるので、子どもたちはどうしても様々なストレスを受けてしまいます。まっすぐ前を向いて無言で食べる給食ってストレスですよね。顔を近づけて話をすることもできず、大声を出すことも禁じられ、友達とのコミュニケーションも取りにくい生活が続くのです。
 そんなストレスにさらされているからこそ、放課後や家に帰ってからの時間は、ぜひリラックスできる時間にしてあげたいと思います。
 幸いなことに、「けやき」では今まだ利用者が少ないため「密」にはなりえません。ほとんどマンツーマンで、私の助言を受けながら好きな課題に取り組むことができます。読書も自由にできます。子どもたちにとってつらい時期ではありますが、逆にこの放課後の時間を学びのチャンスととらえて、一人ひとりに合った課題に取り組ませたいと考えています。
 ご家庭でもぜひお子様とのコミュニケーションをしっかりと取っていただき、子どもたちのストレスレベルが下がるようにご支援いただけことを願っています。
 また学校の先生方も、普段の授業以外に様々なコロナ対応が重なって、負担が増加しています。ぜひ学校での教育活動に対するご支援もいただけるとありがたいです。
 地域・家庭・学校が同じ方向を向いて力を合わせてこの難局を何とかしのいで進んでいきたいと思います。
 
2021年04月23日 18:21

「子どもが自分で伸びる力」をサポートできる大人でありたい

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新学期が始まって2週間が経ちました。 
お子様は新しい学年・新しい学級で自分の居場所を見つけられたでしょうか?
 
 この2週間で、新しい先生方との関係、初めて一緒のクラスになった友達との関係、クラブや部活での先輩や後輩との関係など、様々な新しい出会いがあったと思います。

 何事もなくいいスタートを切れた子どもも大勢いると思いますが、中には新しい関係になじめずにストレスを抱えている子どももいると思います。
さりげなくお子さんを観察してあげて、もし何らかの不調のサインが出ていたら、早めに声をかけてあげてください。(食欲がない、表情が暗い、学校での出来事を話そうとしないなど・・・)
 
 学級って子どもにとっては社会の縮図みたいな存在で、その中の人間関係でいろいろ学んでいくことが多いのです。仲良しだと思ってなれなれしく話しかけたら、相手は結構いやがっていた・・・「あっこれは言ってはいけないことだったんだ」みたいに小さな失敗を繰り返しながら「相手との距離感」を学んでいきます。

 この「距離感の使い分け」はこれから大人になっていく際に絶対に身に着けておかなければならない資質の一つです。「相手の目を見て」なんでも話せる人もいれば、「できれば目を合わせないで」話した方がいい人もいます。丁寧な言葉遣いが必要な人もいれば、何も気にせずずけずけ言っても大丈夫な人もいます。すべて教室での試行錯誤の中から子どもたちは獲得していきます。
 
 ここで新しい人間関係が増えてきたはずなので、ぜひ子どもの会話から、「今どんな状況にあるのか」情報をキャッチするように心がけていきましょう。
でも一番大切なのは「家庭は絶対に安全な基地だ」というメッセージです。外で何があっても家に帰ってくればそこには安らぎと安心感が待っているということを感じられれば、子どもたちは少しぐらいのストレスでへこたれたりしません。むしろストレスをばねにして成長する力を持っています。家庭ではしっかりとリラックスして明日の活動のエネルギーをチャージさせてあげてください。
 
 子どもの生活リズムを整えるために家庭でしておきたいことは

 1.早寝早起きをする(小学生は6時半〜7時には起床し、21時までに就寝するのが理想)
 2.日光を浴びる
 3.朝食をしっかりとる
 4.家庭では、子どもの不安を取り除く声かけをする

 この時期の子どもたちに必要なのは、安心感を持たせてあげることです。
特に保護者の声かけは、子どものやる気やさまざまな能力を引き出すほど、大きな影響を及ぼします。
 
子どもに安心感を与える声かけのポイント

1.ポジティブな言葉を選ぶようにする。
2.「〜しなさい」はダメ、「〜してみたら!」と、語尾を命令口調から提案口調に変える。
3.「ありがとう」の気持ちをたくさん伝える。
4.「ぜんぜんダメ!」「バカじゃないの!」など、否定的な言葉を封印する。(人格を否定してはダメです)
5.できないことではなくできることに目を向け、1日に1回は必ず褒める。(これがエネルギーになります)

 また、会話をするときは手を止めて、目を見ながら笑顔で話すことが大切です。
子どもにとって安心感を与える声かけは、親にとっても不安や焦りをなくし、子育てを前向きに捉えられるようになるというメリットがあります。ぜひ、試してみてください。
 
 さらに、特に学年が上がるにつれ、やらされる勉強ではなく、自分でやりたい勉強に取り組ませることが大切になってきます。

1.方向性を示し(これをやったらこんないいことが待っているよ)
2.きっかけを与え(一緒にやってみようか!) 
3.軽く背中を押してあげる(意外に簡単にできるね。じゃ次は一人でやってみたら!)

 このような段階を踏みながら、で子どもは自分で自分を高みに持ち上げていくことができるようになります。
(学校の先生方も、毎日こんな声掛けをしているのです)
 
 5月の連休までは特に大切な時期ですので、しっかりと子どもを観察してあげてくださいね。
 
2021年04月20日 19:11

ゲームを巡り仲間外れに。周りに合わせて持たせるべき?

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4月11日の朝日新聞Eduお悩み相談室に、ゲームと子どもの友人関係のQ&Aが記事として載っていました。
参考になると思いますので、今回はその記事を載せたいと思います。

回答者は小川大介氏です。(教育家。京大卒業後、コーチング主体の個別指導塾を創設し、6千人を超える受験生の相談に乗ってきた。現在、幼児教育から企業入材育成まで幅広く活動中。近著に「自分で学べる子の親がやっている『見守る』子育て」(KADOKAWA)

Q:友達の影響でゲームを欲しがるので1日40分を週3日、勉強をしたら その時間分だけ延長可能という約束で買いました。
 しかし「もっとやりたい」ともめたり、持っていないソフトの話に入れず友達から仲間外れにされたりしています。
 周りに合わせて・このままゲームを持たせ続けないといけないのでしょうか。(東京都小4男子の保護者)

A:子どもの「デジタルゲーム問題」に悩んでいるご家庭は、非常に多いですね。問題の所在は多岐にわたりますが、幼少期の子どもがデジタルゲームに「のめり込む」ことは明らかに害です。
ゲームが持つ中毒性ゆえ生活リズムは崩れやすく、感情の制御にも影響がでます。

 ゲームによる強い刺激を脳が繰り返し受けると、日常生活での小さな達成感や喜びへの感度が鈍り、学習意欲が低下することも医学的に指摘されています。
 
 困ったことにゲームの誘引力は強く、幼少期の子どもの意志の力ではコントロールできません。ゲームを楽しみつつも時間が来たら中断できる子に育つには、親の働きかけは必須。ただし働きかけ方は家庭の事情で変わります。

 たとえば親がゲーム好きの家庭では、ゲームを介した親子の交流が功を奏することがあります。
 
 リスクが高いのは、両親ともに忙しく子ども任せになりがちな家庭。朝早くにやる、親が帰宅してからやる、など安全な環境づくりの工夫が必要です。
 
 ゲーム問題には親の関わり方に加え、お子さん自身の居場所の有無も影響を与えます。ゲーム「でしか」遊べない子と、ゲーム「でも」遊べる子の違いは、得意なことや好きな分野があるか、達成感を伴う経験を積んできたかです。

 学習習慣が確立している子がゲーム依存になりにくいのは、勉強に自分の居場所(自信)があるからです。スポーツでも習い事でも同じことが言えます。

 さて、ゲームと友人関係についてのご相談ですが、お子さん自身の居場所はどのように育まれているでしょうか。友達に教えてあげられること、魅力を伝えられることは何があるでしょう? 学校以外の人間関係はどうでしょうか。

 ゲーム以外の居場所が見当たらないようなら、ゲームを介した「目先の友人関係」で安心を得ながら、本人の得意なことを育んであげるのも方法の一つです。今回、悩まれたことを、お子さん自身を見つめ直すきっかけにしてほしいと思います。(引用終わり)

 いかがでしょうか、子育てに絶対の正解はありませんが、ゲームを与えて放任するのではなく、きちんとお子さんと話し合い、「なぜゲームばかりやっていてはだめなのか」について子どもに納得させるだけの保護者の姿勢と力量が求められているのではないでしょうか。

 ここは保護者のがんばりどころだと思います。このブログでも一貫して申し上げてきましたが、「学力」は「読解力」に大きく影響を受けます。しかし「映像文化」に浸っていては「読解力」は絶対に身につきません。何とかお子さんを「活字文化」に引き込んであげてください。私はそのことが小学校時代の子どもに、今最も大切なかかわり方だと思います。
 
2021年04月14日 15:15

「教育」って、教わる? 育つ?

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 まだ私が駆け出しのころ、ある先輩に「いいか、子どもは昼間は学校で先生に教わるんだけど、でもそれだけじゃダメなんだ。家に帰って復習するから育つんだ」と言われたことが今も耳に残っています。

 そのときは「そんなものなのかなぁ」と聞き流していたのですが、その後たくさんの子どもたちの指導に関わり、また自分の子どもの成長を間近で見ているうちに「確かにその通りだ」という「確信」に変わっていきました。

 確かに学問に王道はありません。子どもたちが自力で知識や経験を一つ一つ獲得して、自分のものとして身に着けていくしかないのです。教師や周りの大人がいくら「勉強しなさい」と言っても、その勉強にどんな意味があるのか、勉強すればどんないいことがあるのか、イメージできなければ子どもは課題に取り組もうとはしません。せいぜい「テストがあるからしょうがなく」とか「やらないと親がうるさいから」というネガティブな動機しか持てないケースがほとんどです。

 私たち大人に求められる役割は、子どもたちが、自分から進んで「やってみたい」と思えるような「仕掛け」を用意してあげることです。

 何か新しい学習を始めようとするときに、まず大切なのは「面白そう」と感じさせることです。(きっかけ)

 次に取り組み始めたら「これなら自分にもできそうだ」という(やれる気)を持たせることです。よく「やる気を出しなさい」という大人がいます(スポーツのコーチにも多いですね)でも内発的な「やる気」はそう簡単に湧き上がるものではありません。大切なのは「やれる気=これなら自分にもできそう」なのです。

 
やれる気を引き出すためには、最初の課題は比較的簡単にクリアできるレベルでなければなりません。そして徐々にハードルの高さを上げていきながら「達成感」を味わわせることで「やれる気」が大きく育ちます。ここまでくれば、子どもたちは自分で今より高いレベルを目指すようになります。学習の動機付けの半分以上は成功です。

 そして最後に、走り始めた子どもたちには、走り続けられる「燃料」を補給してあげましょう。この「燃料」に当たるものが「明るい未来の提示」です。例えば英語に興味を持った子どもが、自分で単語を調べたり教科書を読もうとする段階に来たら、さりげなく「英語ができると将来こんな人間になれるかもしれない」というロールモデルを示してあげるのです。例えば英語で外国人とコミュニケーションをとっているキャビンアテンダントの姿を見せてあげてもよいですし、スピーチコンテストで堂々と発表している中高生の姿を見せてあげるのもいいでしょう。

 何も親がすべてのロールモデルを演じなくてもよいのです。できる人に振っちゃいましょう。そして子どもの中に「憧れ」の気持ちが育ったらこれこそが無敵の「燃料」になります。

 
いままでそんな燃料を補給されて、あこがれの職業を目指し、夢を実現させた子どもをたくさん見てきました。私も自分が接する子どもたちには「きっかけを与え」「方向性を示し」「軽く背中を軽く押す」ことを心がけていきたいと考えています。
2021年04月08日 20:06

今年度も、お子様の成長を全力でサポートいたします。

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 令和3年度が始まりました。聖火リレーは始まりましたが、まだまだコロナの終息は見通せず、オリンピック・パラリンピックの開催も見通せない中での新年度となりました。
 教育の現場を見てみると、昨年の秋に法改正が行われ、今年度から小学校1・2年生が35人学級となり、学級規模が少し小さくなります。来年度以降3年生、4年生と順次35人学級が導入され、令和7年度(2025年)には小学校全学年が35人学級になります。
 このことは児童や先生方の負担軽減につながることは間違いないのですが、昨今ニュースでも取り上げられているように、現在教員を希望する大学生が減り続けていて、このままでは意欲と能力を兼ね備えた人材が確保できなくなることが心配されています。(本当に待ったなしの危機的状況です)
 昨年度の小学校の教員選考の全国平均の倍率は2.7倍でした。ピーク時には10倍を超えていたことを思えば、教師志望の学生が激減していることがわかります。(ちなみに東京都は1.9倍でした)学生の動向としては大学入学時点では教師志望だった学生が、教育実習などで現場の過酷な勤務実態を知るうちに「自分には無理」「想像していた現場と違う」「時間外勤務が多くてやってられない」と感じ次々に志望変更していることが伝わってきます。
 確かに小中学校の現場は疲弊しています。昨年度から教科としての英語科が3年生からになりました。(それまでは5年生以上でした)道徳も昨年度からは「教科」になり教科書を使って週1時間指導することが義務付け得られ、評価も出さなければならなくなりました。さらに昨年度からは「プログラミング教育」も年間を通して必修となりましたし、オリンピック・パラリンピックに関連した指導(オリパラ教育)などもやらなければなりません。先生方の負担は増える一方なのです。ほかにも「人権教育」「環境教育」「命の教育」「食育」「がん教育」「平和教育」などいわゆる教科外の「冠教育」は増える一方で先生方を苦しめています。
 先生の余裕がなくなれば、そのしわ寄せは子どもにも及びます。学校全体の業務量を減らす施策を実行しないと、徐々に義務教育の教育力が衰えていくのです。すでにその兆候はあちこちで顕在化しています。先生方の負担軽減については、文科省や東京都にしっかりと取り組んでもらうこととして、私たち地域の大人にできることは、できるだけ子どもに寄り添う時間を確保し、子どもの声にしっかりと耳を傾け、彼らの学びと成長を支援することです。
 けやきでは、放課後という子どもたちにとって比較的ストレスのない時間帯を活用して、好きなことに打ち込ませることで、子どもたちの能力を引き出し、基礎学力(読む・書く・計算・論理的思考力)を鍛えることを活動の柱としています。今年度も設立の理念を大切に、地域の子どもたちの成長のために活動してまいります。地域の皆様のご支援をいただければ幸いです。
 
2021年04月02日 18:15

子ども達には、知識以上に「教養」を身に着けてほしい・・

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子ども達は、日々の授業を通して毎日たくさんの新しい知識を得て成長していきます。また友達や先生との触れ合いの中から、様々な社会性を身につけながら成長していきます。入学前は「話し言葉」を通してしか吸収できなかった様々な文化を、文字や漢字、文章を通して日々吸収していきます。人生で最も吸収する力が伸びる時期でもあります。
さて、知識が増えることはとても素晴らしいことなのですが、それだけで人間らしく有意義な人生を送れるかというと、そういうわけでもありません。高い偏差値で高学歴なのに犯罪に手を染めてしまう人がいることも事実なのです。有意義な人生を送るために必要な資質、それが「教養」です。

「知識」「教養」の違いを私なりに整理してみます。
「知識」は、ある物事を知っていること、また、その内容のことです。言い換えるならば、頭の中に記憶されているデータのことです。たとえば、「学校で得た知識」といった場合は、授業で身につける「漢字」「英単語」「計算」「歴史」など、これ全て「知識」です。こういった物事は、最初から人間の身についているものではありません。必ず、人から教えてもらったり、何かから学んだりして身につけたものです。人から教えてもらったり、何かから学んだ瞬間にその内容の全てが「知識」となるのですね。
それに対して「教養」は、たくさんの知識を積み重ねることで得ることができる心の豊かさのこと、と言えます。知識が豊富な上に、人間性が優れていること、これが「教養」がある人です。
知識は「何を知っているか」教養は「深く考え、感じることができること」物事を、考えたり感じる力が教養と言えるでしょう。
 
ここでキーワードになるのが「心の豊かさ」「理解力」です。
心の豊かさってなんなのか?理解力ってなんなのか?これを考えると、教養がわかってきます。
心の豊かさは、物事をどう感じるか、何かに対して感動したり、悲しんだり、感情を動かして感じることができることです。
そして、理解力とは、人の話や物事に対し、どれだけ深く考え理解できる力があるかです。

出てくる情報や話だけに振り回されずに、その背景に何があるのか?
などを考える力が必要です。これが教養です。

実生活に生かす力を知恵という。

ついでに言うと、この知識と教養を実生活に生かす力を知恵と言います。知識も教養も、あるだけでは実生活が変わっていません。宝の持ち腐れです。それを生かすのが知恵です。知恵があると、実生活が豊かになります。毎日自分の身の回りで起こっている出来事と、知識や体験を結び付けて考える習慣を身に着けることで知恵が獲得されていきます。

教養がないと世の中に振り回される。

教養がないと、考え感じる力が弱いので、目の前の情報に振り回されがちです。自分で考えることをせず、ネットの情報を鵜呑みにしてしまうことで、いわゆる炎上騒ぎは広がります。ネットに出てくる情報、テレビの情報は99%がポジショントークです。ほとんどの場合、みんな自分のポジションがあって、それに有利になる情報を発信します。だからその情報の背景には何があるのか、どう言う気持ちで発信しているかなど感じ取り、想像する必要があるわけです。

知識をつけるならは読書と話を聞け

知識は読書をしたり、人の話を聞くことで身についていきます。ネットの記事は、やっぱり参考程度だったりします。特に私の記事も含め、人の意見というのはあくまでもその人の「フィルター」がかかっているし、深い知識や経験、教養がない状態でも発信できるてしまうからです。なので、事実や統計(データの改ざんに気をつける)、体験者の話などは結構信用ができるので、そんな情報を集めます。

教養は世の中を見てその先を考えろ

教養は、思考力が必要で、抽象的に物事を考えたり、抽象的な物事を分解して考えたりという思考を繰り返すことで鍛えられます。得た情報を自分なりに解釈することが大切です。芸術品を見て、その芸術品はどうしてできたのか、作者はどういう背景を持っているのかなんてことを調べたり考えたり、想像するのも教養を身につけるにはいい取り組みだと思います。

教養があると世の中から自由になれる

教養があると、自分で考え想像することができるようになります。すると、世の中の情報に振り回されることが少なくなります。これができるようになると、いろんな物事や情報に振り回されにくくなるので、自分の判断で自信をもって自由に生きることができるようになります。

私は、子ども達にはこれからの長い人生を有意義に送ってほしいと願っています。そのためにはぜひ「教養」を身に着けてほしいですね。
知識を得て安心してしまうのではなく、「なぜ」と考える力、自分の身の回りの出来事と関連付けて考える習慣、自分の考えと違う人たちの立場に立って考えてみる習慣、世の中の出来事の裏側でどんな力が働いているのか想像する力、そういった力は日常の家庭内での会話を通して身に着けることができます。子どもがニュースを見て「なんでこんなことが起きてしまうの?」と聞いてきたら、チャンスですね。「自分で調べなさい」ではなく「それじゃ一緒に調べてみようか」と親子で事件の背景に思いを巡らせてみることは、子どもの教養を育てるのにとても有効だと思います。新年度、皆様のご家庭でも「教養」を高める取り組みが増えることを願っています。
 
2021年03月29日 17:18

学年末がやってきました。今家庭でやっておくべきことは?

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いよいよ学年末がやってきました。もうすぐ学校は春休み、4月になれば子どもたちはそれぞれ進級・進学していきます。さてではこの学年末の時期を有意義に過ごすには、どうすればよいのでしょう。各ご家庭で簡単に取り組めることを紹介しますね。
 
最初に、今年度一年間の振り返りをしておきましょう。狙いは子ども自身に自分のこの一年間の頑張りを思い出させ、自分の成長を客観的に見つめさせることです。
「去年は寝坊して遅刻したことがあったけど、今年は無遅刻だったね」「毎月一冊本が読めたね」「妹や弟の面倒をよく見てくれるようになったね」など切り口は何でもよいのですが、前向きな取り組みにスポットライトを当てて、しっかりとプラスの評価をしてあげてください。ポイントは自分では気づきにくい成長を、家族が見つけて評価してあげることです。

この「前向きな評価」が得られることで子どもたちは「自己肯定感=あっ自分のやっていることは正しいんだ」という気持ちが育ちます。この自己肯定感が高ければ高いほど、子どもは少々のストレスや逆境をはね返せるようになります。まずはこの一年間の成長を認め、しっかりほめるところから始めましょう。
 
次に来年度一年間の見通しを持たせることです。いきなり一年後の自分をイメージすることは難しいかもしれませんが、例えば「連休までの一か月は何を頑張りたい?」でもいいですし、「一学期の終わりまでに本は何冊くらい読めそうかな?」でもいいと思います。ここではあまり大きな目標を掲げるのではなく、スモールステップで構わないので「実現可能な目標」を具体的に設定させることが肝心です。そして一つの小目標が達成出来たら、その時にまた新しい目標を設定すればよいのです。
 
前回の記事でご紹介した、様々な家庭内の「仕掛け」もきっと目標設定の役に立つことと思います。
評価⇒次の目標設定⇒実践⇒評価・・・この一連の積み重ねによりきっと一年後にはびっくりするほど成長してくれるはずです。実際そういう子どもたちをたくさん見てきました。子どもたちの目標設定に保護者や教師が関われることはいろいろあるのです。

ただしどんな場合でも「達成可能な目標」を設定してあげてくださいね。ハードルの高さは、「ちょっと頑張れば跳べる」レベルがちょうどよいのです。
 
2021年03月23日 09:58

本物体験を補ってくれるグッズとは・・・?

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前回ご紹介した本物体験を、家庭にいながら補ってくれるグッズをご紹介します。

・地図・地図帳・地球儀

地図、地図帳、地球儀はそれぞれ家にあるといいでしょう。
 
・地図はトイレなどに貼っておきましょう。北海道は牛のイラスト、静岡はお茶のイラストなど、ビジュアルが豊かなものなら、自然に特産物などを覚えることができます。

・地図帳は知識を深めるために有効です。例えば、テレビ番組で「アメリカ・アイダホのトウモロコシ畑」が出てきて興味をもったら、地図帳を開きます。アイダホにマーカーをひく、もしくは付箋を貼る。だんだんにマークした箇所や付箋が増えていきます。そしてそのページを開くと、テレビで見たアイダホの、見渡す限り広がるトウモロコシ畑が頭の中によみがえります。

・地球儀は、くるくる回すと海ばかりの面などが出てきて、海や陸地の広さや陸と陸の距離感が分かりますよね。ぜひ一家にひとつ置いてください。
 
他にもかるたやなぞなぞ、間違いさがしも地頭を鍛えてくれる強い味方です

・かるた

 今は色々なものがかるたになっています。「楽あれば」と読み「苦あり」を取らせることわざ・慣用句のかるたや、名産物や観光名所を読んで、都道府県を取らせる都道府県かるた、そのほか俳句や星座などもあります。かるただと言葉のリズムがよく、「勝ちたい」「取りたい」という気持ちも働くので、物事を覚えるようになります。
 

・間違いさがし、なぞなぞ、迷路、パズル

 間違いさがし、なぞなぞ、迷路、パズルなどの遊びも、地頭を鍛えるのに効果的です。
 人間の脳のワーキングメモリを育てるのに、間違いさがしがいいと言われています。例えば算数は、学年を経るごとに複雑な計算が出てきますが、何ステップかに分解して計算をしていると、今、自分が何のためにこの計算をして、答えまでのどの段階にいるのかが、途中で分からなくなってしまう子が存在します。それは少し前のことを記憶しておけないからです。

 まちがい探しは、左の絵と右の絵を比べて、違うところを探すという遊びですが、左の絵を見て、特徴を覚えますよね。そしてその記憶をもとに右の絵を見て、違うところを探します。これは、ワーキングメモリを鍛えることにつながります。

 なぞなぞは言葉を連想する力、情報処理能力、ユーモアのセンスを鍛えることができます。「西から船が500艘、東からも船が500艘、さあ何が起こる?」・・・・答えは「せんそう」です。なぞなぞの答えを考えるとき、その語彙から様々なことを空想、連想し、別の言葉やつながりのあるテーマに結びつけますよね。
 この他にも、日頃から図形パズル、数のパズル、迷路などで遊んでいる子は、例外なく算数が好きで得意なことが多いです。
 
・読書

 色々なところで言われていますが、やはり読み聞かせ・読書は脳にいいでしょう。なかなか読書をしない…という子には、ぜひ好きなジャンルの本から始めてみてください。サッカーが好きな子はサッカー選手の本、というように。また、毎朝5分、毎晩10分、など、「家族読書タイム」をつくりましょう。ママはママの本、パパはパパの本、子どもは子どもの本、おばあちゃんはおばあちゃんの本、というように、家族が自然に本を手に取る習慣があると子どもにとっても読書が習慣化できます。
 「うちの子は読書が好きなのに、なかなか勉強はできるようにならない」と感じている方もいるようですが、それは、読書で得てきた語彙や知識と学校で習う内容がまだリンクしていないからです。読書を続けていれば尻上がりに実力がついていき、やがてその成果が表れて後伸びします。焦ることはありません。 
 
 勉強も習い事もそうですが、楽しんで、夢中になってやっているときが、一番地頭をよくするのに効果的です。「嫌なことでも頑張っていれば根性がつく」というのは迷信です。嫌なことを無理やり続けても、性格がゆがむだけです。性格がゆがむと、自分自身への不信につながったり、他人を攻撃したりと、いいことはありません。
 
 子どもが夢中になれることが分からない、というご家庭では、「一度始めたことは、すぐにやめてはならない」などと考えず、ぜひ色々なことを「お試し」でやらせてみてください。

 地頭がいい、と一言でいっても、色々なタイプがいると思います。子どものときは情報処理能力が高く、テキパキと物事を進めたり、考えたり話したりできる子が「頭がいい」と思われがちですが、テキパキしていなくてもクリエーティブ能力が高い「地頭がいい人」もいますよね。その子のタイプに合わせ、いいところを伸ばしてあげるといいでしょう。

 これからの時代は、子どもの「強み」を伸ばしてあげるほうがいいと思います。苦手なところを底上げし、「何でもそこそこ、普通にできます」という大人になっても、AI時代では「歯車」として働くことしかできなくなってしまいます。狙うは「一点突破、全面展開」で、得意分野、好きな分野をとことん伸ばしていくことが、子どもの将来につながると考えています。
2021年03月22日 05:28

地頭がいいと思う子は知的好奇心が旺盛。ではどうすれば・・

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私が今まで地頭がいいなぁと感じた子どもたちに共通していたのは、知的好奇心が旺盛なことがです。
なぜ知的好奇心があるのかというと、子どものときから生活や遊びのなかで、知的に鍛えられているからです。
ある生徒は小学生の時から自宅で爬虫類を飼育していて、そのための「生餌」を毎日探しているうちに、次は昆虫に興味を持つようになり、次第に生物全体に興味関心が広がっていき、大学では獣医学部に進学して研究を続けています。
 
まずは身近な生活体験から
 
私は「勉強は楽しくやるのが一番」と考えています。なぜならば、生活や遊びの中で、楽しく、無理せずに、知的に鍛えることが、一番効果的だからです。
 例えば、まだ算数を習っていない子の場合でも、丸いピザを切り分けるとき、「一枚のピザを半分に切ると二つになるでしょう。そのうちの一つのことを、2分の1というんだよ」「じゃあこの2つに切ったうちの一つを、また半分に切ったら?」「そうすると、4つに分けたうちの1つだから、4分の1だよ」「2と4だと4のほうが大きいのに、4分の1のピザのほうが小さいね。なんでだろうね」などという会話をすることができます。そうすると、子どもでも分数の概念が何となく分かってきます。

学校で分数を勉強するときは、テープを使って、半分に切ったら、さらに半分に切ったら…と教えられることが多いですが、テープだと子どもはなかなか興味が持てません。本当はケーキを使えたらいいのですが、予算も時間も限られているので仕方がないですよね。

この考えは、やがて時間の計算にも応用できます。「ピザを時計に見立てて、12等分すると何分になる?」「60分が1時間だから12で割ると5分だね」という具合に、ピザの大きさで時間を感じることができます。

他にもプールに行ったとき、よく「水深1.2メートル」という表示があります。ここから小数の話につなげることもできます。50メートル走のタイムにも、小数が出てきますね。
 
このように、日常のなかで知的に鍛えられる場面はたくさんありますが、大事なことは「嫌がったり、無理だなと思ったら、そこまでにする」ということ。あくまで楽しんで、興味をもってもらわないと始まりません。 
 
「知識の杭」をできるだけたくさん打つ

 地頭がよくなる3つの要因のうち、一つはやはり「生まれつき」で、それは否定できません。持って生まれた資質、というのは確かにあります。そして二つ目は「環境」。子どもの能力は親や家庭、学校、友達など多くの人との関わりで成長していきます。三つ目は子ども自身の「自由意志」。鋼の意志、不退転の決意、などと言われることもありますが、「俺は絶対にやるぞ!」というやる気スイッチのようなものです。この自由意志が強ければ、生まれつきの能力が普通でも、環境が悪くても、地頭を伸ばすことができます。
 この3つのうち、「生まれつき」と「自由意志」は、基本的に親にはどうすることもできません。親にできるのは、2つ目の「環境」をよくすることです。親が「子どもを伸ばすため によい環境を整えよう」と、意識しているのといないのとでは大きな違いが出てきます。

では地頭を伸ばすにはどうすればよいのか・・・? 

地頭を伸ばすための環境づくりで、私が一番効果的だと思うのは、「本物体験」です。身近なこととしては昆虫を捕まえて飼育したり、植物や野菜を育てたり…ということですね。 
なぜ本物体験が大切か、ということについて、土星を例に考えてみましょう。
例えば、ある子が天体望遠鏡で土星を見たとします。土星の環もはっきり見えて、その美しさに感動したとします。その1週間後、テレビで「土星探査」についてニュースが流れてきました。それまでだったら気にも留めなかったかもしれませんが、その子は「土星だって? 知ってる! リングがきれいだった!」と食い入るようにニュースを見ます。そして本を借りてきて、「岩石と氷でできている」などの知識も蓄えるようになります。
 しばらくして、学校で土星についての授業があります。学校の授業で何を習うかは唐突なので、休み時間にゲームの話をしていた子どもたちは、授業が始まって先生に「今日は土星についてです~」と言われても、なかなか興味を持つことができません。でもその子は、「土星なら知ってる! 見たこともある!」と前のめりになって授業を聞くことができます。
 このように、一度、強烈な本物体験をすると、「知識の杭(くい)」ができます。例えば「土星」という杭ができると、生活の中で流れてくる土星に関する情報がひっかかり、知識がどんどん増えます。杭がないと全て流れていってしまいます。 地頭がいい子は、この知識の杭がたくさんあるんですね。

 ただ本物体験をできるだけ増やそうとしても、時間もお金も限られている子育て世帯では、なかなか難しいのが実情ではないでしょうか。
次回は、家庭にあるもので、簡単に取り埋める実例を紹介しようと思います。
2021年03月19日 18:34

新聞を読む習慣のつけ方と学習に役立つ新聞活用法

読書する女の子
新聞を読ませてみたとしても、すぐに飽きたり嫌になったりして、なかなか習慣づけできないことが予想できます。
特に普段動画ばかり見ている子どもは手ごわいですね。ではどのようなことをすれば、新聞を習慣的に読めるようになるのか、またどのように新聞を利用すれば、学習に役立つのか、具体例を4つご紹介します。

面白いコーナーを利用する

新聞に記載されている漫画のコーナーや、ニュースとは全く関係のないコーナーなど、とにかく子どもが興味を持つコーナーから新聞に興味を持たせるようにしましょう。
イラストや写真から新聞に入りこませても大丈夫です。
少しずつでも興味を持つようになったら、それらのコーナーとニュース一つを読むなど、セットにして読ませてみましょう。

トイレに貼る

毎日取りかえる必要はありませんが、子どもが興味を持ちそうな記事をバーンとトイレのドアに思い切り貼ってみましょう。
記事が無理なようだったら、切り抜きでも構いません。
トイレをしているときは意外と目の前のトイレのドアを見ているものです。
ちょっと工夫をして、続きが気になるところで新聞を切っておくと、子どもが「あの新聞の続きなあに?」と聞いてくるかもしれません。
そのときは新聞を読ませる絶好のチャンスです。

音読をする

新聞に書いていることを、音読をします。
楽しく読むために、できるだけ感情をこめて、強弱をつけて読ませても良いですし、こちらがお手本として読んであげても良いでしょう。
音読をするということは、先々子どもの学習にも良い効果がありますし、興味を持って次の文章を読もうとする意欲にもつながります。

興味をもった記事は残しておく

全てを残しておく必要はありませんが、興味のある部分があったら、それを切り取らせたてファイリングしたりノートなどにメモを取らせたりしておきます。
あとから見返すと意外に面白く、「次はどんなのが新聞に載っているんだろう」と次の新聞が楽しみになります。
また、メモをさせるときは自分なりに箇条書きをさせてみるなどして、文章の大切なところを見抜く力をつけることもできます。

子どもの好奇心をくすぐる新聞記事を見せることから始めよう!

いかがだったでしょうか。
新聞を読むことは、子どもにとって苦痛になることがあるかもしれません。
まずは興味のある部分から新聞を見るようにさせることで、「次の新聞はどんなことが載っているんだろう」「こんなのが載っていたらいいな」と、新聞について考えるようになってきます。
ただ無理やり毎日読ませるだけでは、新聞が嫌いになってしまいますので、是非子どもの好奇心を利用して自分から新聞を手に取るように仕向けてみてください。


 
2021年03月11日 15:22

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